人から離れない価格の工芸を作り続ける出西窯

 ちんぷん館で開催された、出西窯ナイトに行ってきました。

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 代表の多々納さんのお話は、もっともっと作り手を増やしたい、出西窯を盛り上げたいという気持ちにあふれていました。

チームでつくる出西窯

素人5人で始まり、いまは10人ほどの作り手が共同で運営する出西窯 。

作り手同士、すぐ近くの距離で並んで器を作り、年に4回ある登り窯での窯焼きは総出で行うのだそう。 むかしから、チームでやることを大切にしてきたそうです。

 色んな人がいるから個性があります。売り先の方のリクエスト通りに作るのが得意な人もいれば、自分らしさを出したものづくりをしたい人もいる。

新しい商品は、そうした 個性や外からのきっかけから生まれてくるようです。

人から離れない価格で

 いろんな作家さんの焼き物を見たり、買ったりしてきたわたしにとって、出西窯の器は手の出しやすい価格というイメージです。

器に興味が出てきたときに、雰囲気がよくて買いやすい。しかも使い始めると、勝手がいいので大活躍。

 そんな印象のある出西窯では、価格を決めるときに「人から離れない」「自分だったら買えるか」ということを大事にしているそうです。

たとえば、友達に結婚祝いを贈りたい。予算は1万円ほどというとき。カップアンドソーサー3,000円を2客と、シュガーポット3,000円、小さな菓子皿5-600円を2枚つけると、、だいたい1万円くらいに。

そんな風にして 価格を決めているんだそうです。

作家さんものの器は確かに高い。好きな人は買うけれど、そうでなければ買わない。一方出西窯の器は、一般的な予算から逆算して単体の価格を決めている から、よりたくさんの人が手にとるんだろうな。

 

去年訪れた出西窯は、ちょうど窯出しの前日でした。窯併設のお店にも品物が少なくて、登り窯も温度を下げているという状態。中も見られず残念なタイミングだったのですが、昨日あらためて話を聞いて、また行きたいなと思ったのでした。